「テキストメール」と「HTMLメール」知っておきたいメールの種類の違い
これまで当ブログではメールマーケティングに関する記事「高い開封率のメールの件名に共通している4要素」を始めとする多くの記事でメールマーケティングについて紹介してきました。メールマーケティングはスマホの普及などビジネスを取り囲む環境の急激な変化にかかわらず今も昔も重要なマーケティング手法のうちの1つです。
そんなメールマーケティングにおいて企業が使用しているメールは大まかに2種類にわかれます。1つが前述の名前の通りテキスト(文書)のみで構成されるテキストメールです。もう1つが画像を挿入したり、Webサイトのデザインにも利用するHTMLを使って装飾をほどこしたHTMLメールです。
当記事では、これら2種類のメールの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。それぞれの特徴を把握して効果的なメールマーケティングを行いましょう。
これまで当ブログではメールマーケティングに関する記事「高い開封率のメールの件名に共通している4要素」を始めとする多くの記事でメールマーケティングについて紹介してきました。メールマーケティングはスマホの普及などビジネスを取り囲む環境の急激な変化にかかわらず今も昔も重要なマーケティング手法のうちの1つです。
そんなメールマーケティングにおいて企業が使用しているメールは大まかに2種類にわかれます。1つが前述の名前の通りテキスト(文書)のみで構成されるテキストメールです。もう1つが画像を挿入したり、Webサイトのデザインにも利用するHTMLを使って装飾をほどこしたHTMLメールです。
当記事では、これら2種類のメールの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。それぞれの特徴を把握して効果的なメールマーケティングを行いましょう。
HTMLメール
HTMLメールはWebサイトのような画像、カラフルなテキストを使用することが可能なメールです。このHTMLメールのメリットとデメリットについてご紹介します。
HTMLメールのメリット
説得力が増す
HTMLメールのメリットは何といってもユーザーの視覚に強く訴えかけることができるビジュアルでしょう。これは文書のみのシンプルなテキストメールにはないところです。HTMLメールでは文字の色、フォント、サイズを変えることができるほか、画像を挿入することも可能です。
画像を使用することができるので実際の商品を画像で紹介することができ説得力が増す効果が期待できます。
ブランドを印象付ける
前述のようにHTMLメールはデザインの自由度が高いですし、画像を挿入することも可能です。たとえば企業のロゴをHTMLメールに挿入することでユーザーにブランドを印象付けることが可能になります。またブランドを印象付けるのは直接的なロゴだけではありません。メールには決まったパターン、配色のデザインテンプレートを利用することでユーザにとってなじみのあるブランドとして認識されます。
開封率を計測できる
メールマーケティングではメールの開封率を計測してその後の対応を変えていくことが一般的です。HTMLの場合はこのメールの開封率を確認することができます。手法としてはメールにHTMLメールに挿入されている画像がダウンロードされた場合に開封されたとみなされます。一方のテキストメールには画像を挿入できないので、このような方法で開封率を計測することが難しいです。
HTMLメールのデメリット
表示されづらい場合がある
HTMLメールを受信するユーザーのデバイス、メールソフトによってはHTMLメールが正しく表示されない場合があります。たとえばメールのレイアウトが崩れてしまうようなことが多々あります。そして、このレイアウトがどのメールソフトであっても崩れることなく、正確に表示されるようにするには多くの予算が必要になります。
メールが届かない場合がある
HTMLメールのデメリットとして最悪なのは、そもそもメールがユーザーに届かないことです。HTMLのコードにミスがある場合メールソフトのフィルターにひっかかりやすくなってしまいます。また、コードにミスがなくともHTMLメールにテキストが少なく画像が多いような場合だとメールソフトにスパムメールと判断されてフィルターにひっかかってしまう場合もあります。
データ量が大きい
画像がふんだんに使われているHTMLメールはデータ量が大きいです。そのためメールを受信する際の読み込みに時間がかかります。またメールが多くたまるとメールボックスの容量を圧迫してしまうことにつながります。
作成に手間とコストがかかる
テキストメールであれば普通の社員でも作成することができます。しかし、HTMLメールの場合はそう簡単にはいきません。HTMLメールの作成に必要なHTMLコードの扱いにたけている、知識を持っている人材の確保をはじめとする準備に手間とコストがかかってきます。
HTMLメール活用する際に押さえておくべきポイント
前述したように画像に頼りすぎることなくテキストも使用することでスパムと判断されて不達になる可能性を下げることができます。また近年はスマホでメールをチェックするユーザーも増えているのでメールの表示のスマホ対応は必須といえるでしょう。
また、前述した表示されづらい場合があるという問題に対しては、多くのメールシステムで正確に表示されるメールの基本となるテンプレートを作ることで対処するとよいでしょう。そのテンプレートを基本にして文書、画像を変更するだけでメールを作成すると手間とコストを削減することができます。
テキストメール
テキストメールは文書のみのメールで。このテキストメールのメリットとデメリットについてご紹介します。
テキストメールのメリット
手間とコストがあまりかからない
テキストメールは文章を書くことができる人ならだれでも作成することができるのでHTMLメールのようにHTMLのコードを書ける人材を必要とせず手間とコストがあまりかからないメールです。
ほとんどのメールソフトで表示される
文書のみでシンプルなのでほとんどのメールソフトで表示されます。HTMLに比べて簡単に使いこなすことができます。
テキストメールのデメリット
開封率の測定ができない
HTMLメールならできる開封率の測定がテキストメールではできません。そのためメールに対しての反応を読むことが難しいです。
ビジュアルでの訴求ができない
HTMLであれば画像で実際の商品について紹介したり、カラフルなテキストで文字を強調したりとビジュアルで訴求することができます。しかし、テキストメールであれば文章のみで訴求しなければならないところに難しさがあります。
テキストメール活用する際に押さえておくべきポイント
ビジュアルでの訴求が難しいところにテキストメールの弱点があります。しかし、テキストメールでもカッコを使ったり、記号を組み合わせたりして装飾を作って見出しを強調するような工夫でユーザーの注目を引くことは可能です。
目的別にHTMLメールとテキストメールを使い分け
HTMLとテキストメールは目的に応じて使い分けるとよいです。状況に応じてその使い分け方はかわりますが、以下で例を紹介します。
オリジナル感を出したい場合
テキストメールを使用しましょう。HTMLメールは多くの企業が利用し始めており、一斉送信されている売り込みのメールであるという印象を持たれやすいです。一方で個々の顧客の社名、名前を含んだテキストメールで、かつ配信元が営業のメールアドレスから送られてきたメールであれば顧客は自分に向けて送られてきたメールだと認識してもらいやすいです。しっかりとメールを読んでもらえる可能性が高くなります。
メルマガやニュースレターの場合
メルマガやニュースレターは顧客がすでに配信に同意している場合がほとんどですのでHTMLメールのような画像を交えた説明などのわかりやすいメールのほうが好まれます。
まとめ
多くの企業がメールマーケティングに取り入れるようになっているHTMLメール。そのHTMLメールにもメリット、デメリットが存在することをご紹介しました。当記事を読んでそれぞれを使い分けることで効果的なメールマーケティングを実施していただけると幸いです。