SEO対策 | 効果的なキーワードをリストアップする具体的な方法
SEO(検索エンジン最適化)を実行する上でキーワード選びは最も重要なことだといえるかもしれません。
適切なキーワードを選ぶことができると、自社のサイトでどのようなコンテンツを作成すべきか、どのように見込客とコミュニケーションをしていけばよいのかが明確になります。
とはいえ、実際にSEOを実行しようと考えた時「どんなキーワードで上位表示を狙うのか」に悩む人はたくさんいます。
もしあなたが初めてSEOに取り組むのなら、キーワード選定のプロセスがあまりに複雑だと実行することが難しくなってしまうかもしれません。
そこで今回はシンプルなキーワード選びの方法についてお伝えします。
この記事の目次
SEO(検索エンジン最適化)を実行する上でキーワード選びは最も重要なことだといえるかもしれません。
適切なキーワードを選ぶことができると、自社のサイトでどのようなコンテンツを作成すべきか、どのように見込客とコミュニケーションをしていけばよいのかが明確になります。
とはいえ、実際にSEOを実行しようと考えた時「どんなキーワードで上位表示を狙うのか」に悩む人はたくさんいます。
もしあなたが初めてSEOに取り組むのなら、キーワード選定のプロセスがあまりに複雑だと実行することが難しくなってしまうかもしれません。
そこで今回はシンプルなキーワード選びの方法についてお伝えします。
SEOにおける「キーワード選び」とはシンプルにあなたのビジネスに興味を持つ見込客が検索の際に使う「言葉」や「フレーズ」を明確にするものです。
そしてそれらの選んだキーワードや関連するキーワードが市場において、どのくらいの検索ボリュームがあるのか?またそのキーワードでSEOをかけていく難易度がどのくらいかを知るプロセスです。
それではまず最初のステップからみていきましょう。
あなたのビジネスに関するキーワードをできるだけ多く書き出す
まずは最初にあなたの頭の中にあるキーワードのアイデアから書き出してみましょう。
あなたの販売している商品やサービスを利用する人がどんなキーワードやフレーズで検索をしているか、思いつく限り出します。
「質問」と「ニーズ」から考える
ユーザーはスマホやPCで検索をするとき、「近くにあるレストランはどこか?」「食事制限のないダイエットの方法にはどんなものがあるか?」などの質問をしています。
そしてその答えを検索によってみつけようとします。
「彼らがどのような質問をしているだろうか?」と考えることで、色々なアイデアがでてくるでしょう。
いきなり自社サービスに関するキーワードから考えるよりは「見込客はどんな質問をしているんだろう?」と考えた方がアイデアがでやすい人もいるでしょう。
見込客がしている質問とニーズなどから思いつく限りのキーワードを出してみましょう。
理想的な顧客像から考える
またすでにいるあなたのビジネスの顧客について考えてみるのもよい方法です。
あなたの顧客がどんな質問をしてあなたのビジネスを知ったのでしょうか。彼らが「すでに知っている」ことは何でしょうか?またどんな言葉を使っているでしょうか。
水平思考でアイデアを広げる
私たちは自分の販売している商品に関する知識をたくさんもっています。そのことが原因で、見込客が使わないような専門的な用語やキーワードを選びそうになることがあります。
例えば、あなたが水道工事の業者だったとします。
あなたには専門知識があるのでキーワードとして「排水管 トラブル」や「給水管劣化」などのアイデアがでてくるかもしれません。
ですがそういったキーワードより「トイレ 詰まり」「トイレ トラブル」などのキーワードの方が一般的に検索されやすいでしょう。
広く浅いキーワードから考えていくことで、理想的な見込客が集まるキーワードが手に入る可能性があります。
競合のキーワードを調べる
もちろん同じ市場にいる競合のキーワードも調べます。
競合のサイトやブログ、フォーラムを見ることで見込み客がどのようなキーワードに反応しているのか知ることができます。
また競合サイトの「タイトルタグ」を見てみることで、どのようなキーワードを扱っているのか知ることができます。
競合がどのようなキーワードで検索上位を目指しているのかが分かれば、自社のキーワードと比較してみることができます。
その結果で意外なキーワードが見るかるかもしれません。
自社サイトのデータも利用する
自社サイトにGoogle search consoleを設置していれば、サイトの訪問者がどのようなキーワードで検索してきたのかを知ることができます。
search consoleの中にある検索アナリティクスからクエリの部分を参照することで、キーワードごとのクリック率や表示回数が表示されます。
またキーワードの掲載順位も見ることができるので、こういったデータを参考にしてキーワードをストックしていきます。
関連キーワードとサジェストワードを調べる
ここまでででてきたキーワードに対して、関連キーワードとサジェストキーワードも調べます。
そうすることでキーワードリストの候補を増やしていけます。候補がたくさんあることでこのあとのキーワードの絞込みで選択肢が増やせます。
サジェストワードとは検索エンジンの検索窓に文字を入力した時に表示される候補のことです。これは必ずしも検索ボリュームが多いとは限らないのですが、多くの人が検索しているトレンドを知ることができます。
関連キーワードは検索結果の一番下に表示される「○○に関連する検索キーワード」と表示されているキーワードです。
サジェストキーワードと関連キーワードに関してはこのような無料のサービスを利用することで手間をかけずに取得することができます。
関連キーワード取得サービス good keyword
http://goodkeyword.net/
でてきたキーワードリストを絞り込む
次にキーワードリストごとの検索ボリュームを調べます。
どれだけ自社商品にマッチしたキーワードでも検索されていなければ意味がありません。
キーワードの検索ボリュームを調べるにはいくつかの方法がありますが、Googleが無料で提供している「キーワードプランナー」を使用することでも調べることができます。
Google AdWordsのキーワードプランナーから運用ツールを選択するとキーワードプランナーが表示されます。
キーワードプランナーの中の「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックするとキーワードの入力画面がでてくるので、そこにキーワードの一覧をまとめて入力します。
そしてでてきた結果を見ることでキーワードごとの検索ボリュームを知ることができます。
その結果、検索ボリュームが少ないキーワードでも見込みのありそうなキーワードに関しては、念のためGoogleトレンドで確認してみることをオススメします。
Googleトレンドは期間毎における検索ボリュームの移り変わりを表示してくれるので、これから伸びる可能性のあるキーワードが見つかるかもしれません。
この時点で検索ボリュームが少なく、将来的に伸びる可能性もないものは除外しておきます。
見込みのあるキーワードリストができたら、次にキーワードの優先順位を決めておきましょう。
キーワード候補を実際に検索してみる
ここまでで手に入れたキーワードを実際にGoogleで検索してみます。
さきほど優先順位を決めたキーワードを検索してみることで2つのことが分かります。
キーワードはGOOGLEの意図とマッチしているか?
Googleが検索結果に表示する内容は多くの要素から導き出されます。
例えば、「水道工事」というキーワードで検索下とします。それが「近くにある水道工事業者」を意味するのか、「水道工事の道具」なのか、あるいは「水道工事の歴史」に関するものなのか、Googleは判断しなければなりません。
Googleはそういったたくさんの候補の中から検索ユーザーにとって関係しそうなものを表示します。
もしあなたが用意したキーワードがGoogleの意図と異なるようであれば、上位に表示されることはないでしょう。
こういったことを避けるために用意したキーワードを実際に検索してみて、上位10位あたりのサイトを確認してみましょう。もしそのリストの中にあなたのサイトがあったとして、違和感はないでしょうか?
でてきた検索結果があなたのサイトに関連するものであれば大丈夫です。
次のチェックに移りましょう。
そのキーワードでの勝算はあるか?
検索エンジンで検索してみることで、選定したキーワードでの勝算をチェックすることができます。
キーワード検索した結果、でてきた競合のサイトがあまりに強かった場合、そのキーワードでの上位表示は避けておくべきかもしれません。
SEOで選ぶキーワードはあなたの会社が勝てるところで勝負した方がよいでしょう。
もし競合が手強い場合は、もう少しニッチなキーワードを選ぶことで勝てる確率が上がります。
検索結果上の難易度を調べる
検索結果ででてきた競合の強さに関しては、シアトルのSEOマーケティング会社のMOZが無料で提供しているこちらのツールで調べることができます。
MOZBar for your browser
https://moz.com/products/pro/seo-toolbar
これはGoogleのChromeブラウザのプラグインとして機能するツールで、検索結果の画面で起動することで、検索結果ごとのPA(ページオーソリティ)とDA(ドメインオーソリティ)を表示してくれます。
PAとDAはMOZ社が提案している指標で、PAがページの権威性、DAがドメインの権威性になります。それぞれ0?100までの数値で表されます。
それぞれ数値が高いほど上位に表示される傾向が高くなります。
競合サイトのPA、DAの数値を見た上で自社の狙う勝てるキーワードを選んでいきます。
例えばGoogleで「iphone」と検索してみてください。
でてきた検索結果をMOZbarでチェックしてみるとほとんどのDA(ドメインオーソリティ)が80?100となっています。
これだけ強いライバルが存在するキーワードでは、これから新たに始めるのには向いていませんよね。
これでリストアップは完了です
お疲れ様でした。
ここまでの流れを実際に行ってみることでどのキーワードでSEOをかけていくことが成果に繋がるのかが見えてきたと思います。
キーワード選定はSEOを始める上で一番最初に行うとても大切なプロセスです。
ぜひあなたにとってベストなキーワードを発見して、最高の見込客を獲得していってください。