「動画メールマーケティング」動画とメールを組み合わせて高い効果を発揮

メールマーケティングを実施しているもののあまり効果がない。そんな場合、今回ご紹介する動画メールマーケティングを試しに取り入れてみるとよいかもしれません。動画メールマーケティングとはその名前の通り、メールに動画を活用するマーケティング手法です。

当記事ではこの動画メールマーケティングとは何か、動画メールマーケティングのメリット、デメリット、実際の動画メールマーケティングの活用パターンをご紹介します。

「動画メールマーケティング」動画とメールを組み合わせて高い効果を発揮

メールマーケティングを実施しているもののあまり効果がない。そんな場合、今回ご紹介する動画メールマーケティングを試しに取り入れてみるとよいかもしれません。動画メールマーケティングとはその名前の通り、メールに動画を活用するマーケティング手法です。

当記事ではこの動画メールマーケティングとは何か、動画メールマーケティングのメリット、デメリット、実際の動画メールマーケティングの活用パターンをご紹介します。

動画メールマーケティングとは

動画メールマーケティングは2013年ごろから米国で盛んに活用されるようになってきました。メールに動画を活用するマーケティングといっても、メールに動画を添付する、メールに動画へのリンクを張る、メールに動画を埋め込んで開封と同時に再生されるようにするなどの方法があります。

しかし、動画を活用する点で共通しています。この動画をメールマーケティングに活用すると何が良いのか、何が良くないのかそのメリット、デメリットを次章意向でご紹介します。

動画メール作成の流れ

MP4、GIFなどファイルの形式は異なっても大まかな動画メール作成の流れは変わりません。

  1. 動画メールマーケティング用の動画を準備してサーバーにアップロード
  2. HTMLメールを作成してソースの編集で動画を挿入する部分に動画のURLを含んだvideoタグを挿入

動画メールマーケティングのメリット、デメリット

動画メールマーケティングのメリット、デメリットをそれぞれ紹介します。

動画メールマーケティングのメリット

説得力がある

商品・サービスをどのように利用できるのか、顧客にとってどのようなベネフィットをもたらすのかはメールの文章だけではわかりにくいことも多いです。それはBtoB商品・サービスでは顕著でしょう。動画で実際の商品・サービスの利用方法を紹介したり、商品・サービスをすでに利用した顧客に利用体験を動画の中で語ってもらったりすることができます。動画だからこそ説得力をもたせることができます。

メールの開封率が上がる

動画をメールに添付することで、ありきたりなメールではなく顧客に視聴することで何らかのメリットを得られるのではないかと判断されやすくなります。その結果、メールの開封率も上がります。もちろん、この際にはタイトルにおいてメリットを提示することが求められます。

動画メールマーケティングのデメリット

コスト、手間がかかる

動画は製作するのにコストがかかります。基本的に、動画の製作は企業や人に依頼することになると思います。また、自社で製作するにしても機材、人材など必要なものが多いです。

動画が表示されない場合がある

受信者側のメールシステムが動画に対応していない場合動画が表示されないという問題があります。

動画メールマーケティングの活用パターン

動画メールマーケティングのメリット、デメリットを知っていただけたと思います。しかし、動画メールマーケティングをどのように活用すると良いのかはイメージしづらいと思います。そこで動画メールマーケティングの活用パターンをいくつかご紹介します。

紹介・挨拶メール

161005-01

https://www.digitaldoughnut.com/articles/2016/june/how-to-successfully-use-video-in-email-marketing-%E2%80%93

商品・サービスの紹介・挨拶メールに動画を利用できます。動画の利用によってクリック率の向上、メールの購読者の離脱率を減らすことができます。このメールにおいては自社がどんな会社なのか、動画が何についてのものか、今後どのようなメールを送る予定なのかをユーザーに説明する必要があります。

例に、Asanaというプロジェクト管理、チャットツールを販売している会社のニュースレターを購読した際に送られてくる挨拶メールをあげました。今後3通のメールを送ることなど今後のメールの予定についても言及しています。

商品、サービスの説明

161005-02

https://www.digitaldoughnut.com/articles/2016/june/how-to-successfully-use-video-in-email-marketing-%E2%80%93

ブログサービスのGhostはサービスの使い方を説明する60秒の動画を掲載したメールをユーザーに送っています。商品、サービスの使い方の説明は文章だけだと読むのに時間がかかり、ユーザーにとって理解しづらいです。しかし、動画であれば簡単に理解できます。

イベントのお知らせメール

161005-03

http://marketingunited.com/?playit#bgvid

イベントの日程お知らせメールはどうしても退屈なものになってしまいがちです。ここで、ユーザーにとって印象に残るお知らせメールを送ることができればイベントを忘れられてしまうことを防ぐことができるでしょう。その方法としては過去のイベントを撮影した動画をメールに入れることです。こうすることでユーザーのイベントへの期待を高めることができます。

お祝いメール

161005-04

http://reallygoodemails.com/wp-content/uploads/2015/12/Introducing-Moment-Gift-Card.html

お祝いメールに単なる文章だけではなくアニメーションを入れると印象付けることができます。雑貨を販売しているMomentは祝日に向けて商品を次付きに表示するアニメーション動画を表示するお祝いメールをユーザーに送っています。

動画メールマーケティングを成功させるための心がけ

メールマーケティングとは勝手の違う動画メールマーケティングを成功させるための心がけをご紹介します。

小さく始める

最初から成果を出そうと大がかりな動画を作り始めるのではなく、まずは簡単な短い動画から小さく始めていきましょう。トライ&エラーを繰り返した後に、一定の成果が出てきたら徐々に動画の作成にも力を入れて行くとよいでしょう。

文章にも力を入れる

動画メールマーケティングでは動画に頼りすぎてしまうきらいがあります。しかし、動画メールマーケティングではメールの文章にも注意しましょう。ユーザーの中にはメールの文章を見てから動画を閲覧することを決定するような人もいます。動画だけに偏らないようなメールの構成を心がけましょう。

動画は簡潔に

Youtubeのような動画投稿サイトであれば数分間の長めの動画でもいいでしょう。なぜならユーザーは長めの動画を閲覧しにきているからです。しかし動画メールマーケティングの場合長めの動画はユーザーに嫌われる可能性が高いです。ユーザーの中にはメールの文章を読む目的でメールを開封した人も多いでしょう。その人たちが数分間の動画を好んで見るとは考えられません。長くても1分間に収まる動画にすることを心がけましょう。

まとめ

動画メールマーケティングはメールマーケティングとは異なる特性があります。メリット、デメリットをしっかりと押さえたうえで活用していくべきです。しかし、動画を含んでいても基本的にはメールであることには変わりがありません。前述したように動画に頼りすぎることなくメールの文章にも力を入れるようにしましょう。

  • 製造業BtoB企業のためのメールマーケティングガイドブック