メールマーケティングを利用する7つのメリット

メールマーケティングと聞くと少し古臭いという印象を受けないでしょうか。確かに昔から存在する一般的な手法であるものの、今日のマーケティングには依然として欠かせない手法です。

コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなど様々なマーケティング手法が登場してマーケティング環境が変化する中で、メールマーケティングのあり方にも変化があります。

他のマーケティング手法と組み合わせるなど、さらにその活用のされ方は幅広いものとなっているのです。当記事では、このメールマーケティングを利用するメリットをご紹介します。

メールマーケティングを利用する7つのメリット

メールマーケティングと聞くと少し古臭いという印象を受けないでしょうか。確かに昔から存在する一般的な手法であるものの、今日のマーケティングには依然として欠かせない手法です。

コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなど様々なマーケティング手法が登場してマーケティング環境が変化する中で、メールマーケティングのあり方にも変化があります。

他のマーケティング手法と組み合わせるなど、さらにその活用のされ方は幅広いものとなっているのです。当記事では、このメールマーケティングを利用するメリットをご紹介します。

個々の顧客に合わせたカスタマイズが可能

一斉配信するメールマーケティングは画一的なメールになってしまうと思われがちです。しかし、メール配信システムに備わっている差し込み機能を活用すると、データベースの顧客情報を元にしてメールの件名や本文に顧客の名前や会社名を差し込むことができます。これで個々の顧客に合わせてカスタマイズしたメールを配信することが可能になります。

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[会社名]
[顧客名]
いつもお世話になっております。この度は弊社の……..
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[株式会社トップワン]
[山田花子様]
いつもお世話になっております。この度は弊社の……..
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このようにメールの本文や件名に自分の名前が入っていると特別感を演出することができ顧客の興味を引くことが出来ます。画一的なメールに比べてメールを読もうという気になりやすいのです。

また、メールを配信するターゲットとなる顧客の属性(業種、役職など)を絞り込んで、メールの内容を使い分けることも容易です。例えば、業種によってコンテンツを変えたほうが良い場合もありますよね。お客様の業種に合わせた用途事例を紹介して、興味を引きやすい配信にすることが可能です。

コンテンツマーケティングと併用

メールマーケティングは昔から存在していたマーケティング手法なので古い、時代遅れと思われがちですが、流行りのコンテンツマーケティングと相性が良いです。

コンテンツマーケティングは自社ブログや動画での情報発信が一般的です。しかし、そこには大きな欠点が存在します。自社ブログや動画だと基本的には画一的な内容の発信であり、個々の顧客に細かく合わせた情報発信ができません。そのようなコンテンツマーケティングが抱える欠点をメールマーケティングはカバーできます。

メールマーケティングであれば個々の顧客の属性に合った内容のメールを複数作成し、それを個別に配信することができます。そして、そのメールに自社ブログのリンクを掲載して自社ブログに誘導するといったコンテンツマーケティングとの併用が可能なのです。

ソーシャルメディアとの併用

Facebookなどのソーシャルメディアとの併用も効果的です。

一般的な流れとしては

ソーシャルメディアでお役立ち情報を発信

さらに情報を知りたい人はメールマガジンに登録してもらう

有益な情報を掲載したメールマガジンで顧客のエンゲージメントを高める

このようにソーシャルメディアからメールマガジンに登録してもらう導線を構築し、そのメールマガジンで顧客を育成していくという方法をとることができます。顧客にとってメールマガジンは登録者にしか届かない貴重な情報を得られる場として認識してもらい「個々の顧客に合わせたカスタマイズが可能」で前述したような特別感を演出することができます。

コスト、労力があまりかからない

メールマーケティングは他のマーケティング手法に比べてコストが安くすみます。たとえばダイレクトメール、FAXなどは1通の配信で10円以上のコストがかかってきます。メールマーケティングの場合はメール配信システムの利用料がかかるとしても、1通当たりの1円以下のことが多いです。コストが大きく削減可能なのです。

メールマーケティングは他のマーケティング手法と比べて労力はあまり必要とされません。ソーシャルメディアの運営などであれば簡単なように見えて、毎日の投稿の準備や顧客から寄せられるメッセージへの返信が必要など、意外と労力が必要とされます。

マーケティング手法としても一般的なネット広告への出稿などとなると多くの専門知識が求められ、そのための人材と労力が必要になります。それらと比べるとメールの書き方は通常の業務ですでによく知っている人も多く労力はあまり必要とされません。

メールへの反応を解析し、顧客のニーズを把握できる

メール配信システムには、メールの配信率、開封率、メール本文のリンクURLのクリック率を知ることができる解析機能が備わっています。メールを届けた個々の顧客によってそれぞれメールへの反応は変わってきます。そこで、その反応に応じて次回配信するメールの内容を変えたり、顧客によってはメールだけでのアプローチではなく営業から直接アプローチするといった判断も可能になります。

このように顧客の反応を見ながら、どのようなニーズを持っているのかを分析し、顧客個々に合わせた対応をしていくことが可能なのです。

長期的に顧客を育成するリードナーチャリングに有用

リードナーチャリングとして段階的、定期的に顧客にメールを配信し続けます。「今すぐ」には商品を購入せずとも、将来的に商品を購入する可能性をもった見込み客はとりわけBtoBビジネスの場合に多いでしょう。

そのような時間をかけたアプローチが必要な見込み客に対しては、「今すぐ」顧客向けの電話によるアプローチなどの攻めの営業よりも、顧客に開封をゆだねるメールのほうがよいです。時間をかけて顧客が有望な顧客になるように育成することを狙います。

また、定期的にメールで企業から連絡が入ることで顧客はその企業のことを忘れることなく覚え続けてくれます。顧客が商品の購入を検討し始めたタイミングに合わせたアプローチが容易なのがこのメールによるリードナーチャリングです。

クロスセルを簡単に実行可能

クロスセルとは商品を購入する予定、もしくはすでに商品を購入してくれた顧客に対して、別の商品をあわせて買ってもらう販売方法です。基本的には何らかの関連性のある商品同士をあわせて販売することが多いものです。メールを活用すればこのクロスセルを実行するのが簡単です。

簡単な例としてドリルを販売している会社をあげましょう。顧客がすでにその会社のドリルを購入した実績があれば、そのドリルのパーツを併せて購入することを提案するクロスセルのメールを送ることで顧客の興味を引くクロスセルとなります。このクロスセルによって売上の成長が見込めます。

まとめ

当記事ではメールマーケティングを利用する7つのメリットをご紹介しました。メールマーケティングは昔から存在し続けている手法なので他の新しいマーケティング手法と比較して新鮮味がなくその重要度を低く見られてしまっている風潮があります。しかし、利用の仕方次第では多くの可能性を秘めているマーケティング手法でもあるのです。再度このメールマーケティングをどのように利用できるのか検討されてみてはいかがでしょうか。

  • 製造業BtoB企業のためのメールマーケティングガイドブック