SEOの真実 | 検索エンジンの視点からみた対策をとって優良なトラフィックを獲得する
この記事では世界最大の検索エンジン、Googleの視点から見た検索エンジンの最適化についてお伝えしていきます。
日本での検索エンジンと言えばGoogleとYahoo!の2社が有名ですが、Yahoo!の検索アルゴリズムは現在Googleと同じものを使用しています。
こういったことから「SEO=Googleの検索エンジン最適化」ということがいえます。
それではGoogleに好かれるサイトを構築するにはどのようにすればよいのでしょうか?
この記事の目次
この記事では世界最大の検索エンジン、Googleの視点から見た検索エンジンの最適化についてお伝えしていきます。
日本での検索エンジンと言えばGoogleとYahoo!の2社が有名ですが、Yahoo!の検索アルゴリズムは現在Googleと同じものを使用しています。
こういったことから「SEO=Googleの検索エンジン最適化」ということがいえます。
それではGoogleに好かれるサイトを構築するにはどのようにすればよいのでしょうか?
Googleが求めているもの
Googleの会社情報のページに掲載されている「Googleが掲げる10の事実」という文言があります。
Googleが掲げる10の事実
https://www.google.co.jp/intl/ja/about/company/philosophy/
このページではGoogle社の理念を元にしたリストがありますが、その中にこのような文言があります。
引用:
『1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。』
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
:引用終わり
この「Googleが掲げる10の事実」からGoogleが求めているものが自然と見えてきます。
検索エンジンとしてのGoogleが求めているものは「よりよいユーザー体験」です。
Googleの大きな収益源の1つは広告による収益です。
テレビや雑誌などのメディアと同じように、ユーザー(利用者)が多ければ多いほど検索エンジンとしての需要は高まります。
そういったことから、ユーザーに求められる環境、より使いやすい形を整えていくことはGoogleが成長していく上で最も重要視されるところでしょう。
それでは「よりよいユーザー体験」を提供する上で、実際にどのような要素をもって判断されているのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
関係性
検索エンジンはユーザーが検索した質問に対して最も関係していると思われる結果を表示しようとします。
検索される内容がシンプルなものでも、複雑なものでも区別はありません。できるだけ検索ユーザーが求めている答えに近いだろうと思われるものを個別に用意します。
たとえば「有名人○○の年齢」などのシンプルな検索でも、「ここから一番近いファミリーレストラン」などのユーザーによって答えが変わる検索内容でもGoogleのアルゴリズムに従って答えてくれます。
この「関係性」の要素に関わるのはキーワードそのものも関係しますが、その他に「ユーザーのロケーション」「検索履歴」「日付や時間」なども関係します。
ユーザー側の環境はこちらでは操作できませんが、検索ユーザーのニーズを深く理解したコンテンツを用意することで関係性を高めることができます。
コンテンツの質
米国のsearch metricsによる調査では「単純にキーワードに応えるコンテンツ」よりもユーザーのニーズを理解した「質が高く、ボリュームのあるコンテンツ」が上位表示の要素として有利に働いているとのことです。
その昔にツールによるキーワードを羅列したページがたくさん存在していましたが、いまはもうそんなページは役に立ちません。
また辞書のように検索キーワードに対応する単純な答えを並べることにも意味は無くなってきています。
上位表示をしていく上では、検索ユーザーのニーズを深く理解した人間らしいコンテンツが求められます。
ユーザー体験
あなたのサイトを訪問した人にとって分かりやすいサイトの構成も大切な要素です。
サイト内のナビゲートがシンプルだとか、サイト内部でのリンクで関係したコンテンツの閲覧ができるということがポイントになります。
そうすることで結果的にユーザーがあなたのサイトに滞在する時間が増えますし、ページビューも増えるのでGoogleからの良い評価に繋がります。
サイトの表示速度
サイトの表示にどのくらいの時間が掛かるかという点も評価されます。
2015年の10月にGoogleはAMP(Accelerated Mobile Page)というモバイルページでのページ表示を高速化するプロジェクトをスタートしています。
こういったユーザービリティを高める要素も外せないポイントですね。
クロスデバイスに対応
あなたのサイトはPCだけでなくモバイル端末での表示にも対応しているでしょうか?
スマートフォンが普及しているので、最近はPCでサイトを開いた後にスマホでもサイトをチェックするという人が増えています。
Googleは公式にレスポンシブ対応のサイトを推奨しています。
内部リンク
さきほどサイト内のナビゲーションと内部リンクがユーザー体験の向上に影響すると話しましたが、内部リンクが重要なのはそれだけではありません。
内部リンクはサイトのオーナーである私たちがGoogle(とサイト訪問者)に対して「どのページが重要なのか」を知らせる役目も果たします。
サイト訪問者を適切な内部リンクによって別ページへ誘導することで、サイト自体のページビューが増えます。
また特定のキーワードに対するSEO効果もあるうえに、Googleのクローラーに効率よくインデックスしてもらうこともできます。
外部リンク
オーソリティ(権威性)のある外部サイトからの被リンクは現在でもランキングに良い影響をもたらすと考えられています。
オーソリティに関してはシアトルにあるSEO会社、MOZのDA(ドメインオーソリティ)という概念があります。これはMOZ社が独自に定義しているドメイン単位での権威を数値で示したものです。
さきほど出てきたsearch metricsによると、被リンクに対してのGoogleのSEO評価は年々下がってきていると報告されています。
もしかすると数年後には被リンクによるSEO効果は無くなるかもしれませんが、今のところはまだ考慮する必要がありそうです。
Meta descriptionsとタイトルタグ
Meta descriptionsとはページの概要を記したもので、head内に記述するテキストのことです。
これ自体はGoogleの検索結果に影響を及ぼさないのですが、検索結果に表示されてクリックされる可能性を高めてくれます。
タイトルタグは検索エンジンに対して簡潔に内容を知らせる役目があります。
ドメイン名
米MOZ社によるとサイトのドメイン名そのものも未だSEOに影響する要素だということです。
ですが、ドメイン名とサイトのコンテンツがマッチしていない場合はGoogleからマイナス判定される要素になることもあるとのことです。
こういったことからドメイン名はサイトのコンテンツと一貫したものであるべきでしょう。
また、もしあなたの会社が新しいサイトやドメインを起ち上げるなら、サブドメイン(http://sub.example.com/)ではなくサブディレクトリ(http://example.com/sub/)を使用したほうがGoogleからの評価は高くなると考えられています。
ドメイン名にハイフン( – )を使用することも避けるべきです。その理由はハイフンを使用することでスパムサイトだと認識される可能性が起こるからです。
ヘッドラインとパーマリンク
ブログ記事などのヘッドラインは検索エンジンにそのまま表示される要素です。このヘッドラインの文字数も最適化しておくべき要素です。
検索結果に表示されるタイトルは全角だと32文字以降は表示されません。
ヘッドラインは適切なキーワードを含みつつ、全角32文字以内に押さえておきましょう。
またパーマリンクに関してはWordPressなどのCMSでは自動的に作られる要素ですが、可能であれば記事やページの内容に合致したキーワードを含むとよいでしょう。
WordPressの場合、日本語のパーマリンクを作成することができますが、これは避けた方がよいでしょう。404エラーの原因となることがあります。
できることから順番に
今回ご紹介したように、Googleは様々な要素を踏まえてランキングを作っています。
いきなり全てを改善しようとすると大変ですが、ひとつずつ順番にアプローチしていくことで検索順位をジワジワと改善していくことになります。
今回の要素をあなたのサイトに照らし合わせてみて、改善できるポイントがあるか見てみて下さい。