SEOを意識したコンテンツマーケティングを実行する3ステップ

シンプルなコンテンツマーケティングの3ステップ

ここ数年でさらに注目度が高まってきているコンテンツマーケティング。いまや様々な業界の企業が取り組み始めています。

もしあなたがこれからコンテンツマーケティングに取り組むのだとしても、遅くはありません。効果的に実行することで無料で多くのトラフィックと潜在顧客を獲得することができる、素晴らしいマーケティング手法です。

この記事ではシンプルにコンテンツマーケティングをスタートするための3つのステップについてお伝えしていきます。

価値あるコンテンツで新しい見込客を獲得する

オンラインで見込客を獲得する方法には色々な方法があります。

SEOやSNSを活用してアプローチしていく他にも、GoogleやフェイスブックなどのPPC広告やバナー広告などを利用する方法もあります。こういった有料でトラフィックを集める方法では一般的に新規のトラフィックを数百円?数千円で獲得することができます。

広告を使って見込客を集める方法は、予算に応じて短時間で新たな見込客を獲得する方法です。ですが、この方法は毎月継続して広告費を費やすことで成り立っています。

例えば毎月こういった広告に100万円投資して新しいトラフィックを１万件獲得していたとしても、広告予算を下げてしまうと途端にこの数字は失われます。

ですが、効果的なコンテンツマーケティングを実行すれば長期的に新しいトラフィックを獲得しつづけることが可能です。しかも一度つくったコンテンツはそれ以降のコストは掛かりません。

コンテンツの内容によってはほとんどコストを掛けずにに数年以上もアクセスを集め続けてくれることもあります。

安定的に新しいトラフィックを獲得するという上で、コンテンツマーケティングはとても有効な方法です。

SEO対策で考えるコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティング＝SEOと考える人もいます。

ですが、正確にはSEO対策が検索エンジンだけに対してのアプローチに対して、コンテンツマーケティングは検索エンジンだけでなく、フェイスブックやツイッターなどのSNSでも活用することが可能です。

様々なチャンネルで新たな見込客を集めることができるという上で、コンテンツマーケティングはSEO対策以上に活用範囲の広いマーケティング手法になります。

コンテンツマーケティングを実行していく上で、検索エンジンから新しいトラフィックを獲得するにはキーワードの選定が重要になります。

あなたのビジネスに合った適切なキーワードを選ぶことでGoogleやYahoo!で検索された時に上位に表示されます。

それでは実際のコンテンツマーケティングの進め方についてみていきましょう。

ステップ1：コンテンツのキーワードを選ぶ

まず最初にあなたが扱っている商品に関して、見込客が検索しそうなキーワードをだしていきます。

キーワードのアイデアに関してはマーケティングに関わるチームメンバー全員で出していくのがよいでしょう。ここではできるだけ数をだしておいて、作成するコンテンツのリストを作っておくことをお勧めします。そうすることで計画的にマーケティングを進めていくことができます。

メインのキーワードは実際に検索されている数が多いほうがよいので、Googleが出しているキーワードプランナーを利用して検索ボリュームを調べていきます。

キーワードプランナーはGoogleが提供している無料のツールです。
利用するのにGoogleアドワーズのアカウントが必要になりますが、登録するだけなら料金は掛かりません。キーワードプランナーを使用することで月間でどのくらいの検索がされているのか知ることができます。

また入力したキーワードの関連キーワードを確認したり、月ごとの検索ボリュームの傾向も知ることができます。

用意したキーワードが実際のどのくらい検索されているのか、キーワードプランナーを使用して確認してみましょう。

Googleアドワーズへのリンクはこちらです
https://www.google.co.jp/adwords/

メインとなるキーワードが決まったら、次にそのキーワードの「関連キーワード」と「サジェストキーワード」を専用のツールを使ってだしていきます。

サジェストキーワードとはGoogleなどで検索した際に、キーワードを入力した際に表示されるキーワードの組み合わせです。サジェストキーワードは検索した人にパーソナライズされるので、合わせて関連キーワードも出しておくことが大切になります。

関連キーワードを調べるツールにはgoodkeywordなどのツールを利用するとよいでしょう。

good keywordはこちら
http://goodkeyword.net/

メインとなるキーワードを決めて、そのキーワードに対するサジェストキーワード、関連キーワードを確認したら実際にコンテンツのライティングに入ります。

ステップ2：記事のライティング

ピックアップしたキーワードを元に記事のライティングを進めるうえで、SEO上有利になる構成を作っていきます。

メインのキーワード、そして関連キーワード、サジェストキーワードを使って記事のタイトル、また小見出しなどに関連キーワードを入れた構成を作ります。

検索エンジンのクローラーにヒットしやすいように、キーワードをタイトル、各見出しのできるだけ冒頭に配置するようにします。

ライティングするコンテンツに関しては「キーワードを検索した人」のニーズを考えて、彼らが求める内容に答える形でライティングしていきましょう。

それぞれの記事（コンテンツ）では、目的に応じた行動を促す要素を記事の最後にいれておきます。そうすることで単にコンテンツを認知してもらうだけでなく、エンゲージメントを深めていくことができます。

例えば、関連する資料をオファーしてオプトインを促したり、その他の記事のリンクを紹介してページビューを増やしたりすることができます。

記事のライティングが完了したらいよいよ公開です。
コンテンツはブログで公開するだけでなく、SNSでも公開していくことで拡散を期待できます。

ステップ3：効果を測定する

コンテンツを公開したあとは、実際にその記事がどれだけの成果を上げたのかを計測します。

効果を計測することはコンテンツの制作を続けるマーケティングチームのモチベーションを上げてくれるだけでなく、投資対効果が明確になるのでどれだけのリソースを割けばいいのかも明確になります。

効果を測定するポイントは目的によって変わりますが、ここでは新規の見込客の獲得をしていくうえでチェックすべき指標をお伝えします。

コンテンツマーケティングのKPIを設定する

KPIとはkey performance indicator（キー・パフォーマンス・インディケーター）の略で、その言葉の通りカギとなる指標の数字です。

コンテンツマーケティングの効果を計測するにはGoogleアナリティクスなどのアクセス解析サービスを使用します。

新規の見込客獲得の効果をチェックするには一般的に次の3つのKPIを追っていくとよいでしょう。

• 記事の更新数
• PV数（ページビュー）
• ユニークユーザー数

まずはこれらの指標を追うことで、更新した記事に対してどれだけのPVが獲得できるのか、また新規ユーザーの増加数について確認することができます。

今回は新規の見込客の獲得に関するKPIの設定例をお伝えしましたが、実際に運用する上ではマーケティングの目的に応じて適切な指標を設定していきます。

コンテンツマーケティングのセミナーなどでも現場の情報に触れてみる

コンテンツ・マーケティングだけに限らず、オンライン上のマーケティング手法は常に進化し続けています。

ネット上のトレンドだけでなく、検索エンジンなどのガイドラインなども変わり続けています。こういった状況を考えると、できるだけ最新の情報を得ることは非常に大切です。

こういった最新の情報を手に入れるにはセミナーなどのリアルな情報に触れるのもよい方法です。直接現場にいる人の講義を受けることで、新しい情報が学べるだけでなく、抱えている課題の解決方法なども見つかる事もあるかもしれません。

改善を続けながら長期的なトラフィックを獲得する

今回はSEOを意識したコンテンツマーケティングを実践するシンプルな3つのステップについてお伝えしました。

コンテンツマーケティングはPPC広告などと比較しても長期的に運用する上での効果が高く、成果がある程度予測できる手法です。さらに成果を数字で確認して改善していくこともできる素晴らしいマーケティング手法です。

ぜひ今回の内容をあなたのビジネスに活かして頂ければと思います。