オウンドメディアを成功させるための4つのポイント
近年、注目が高まり重要となってきているオウンドメディア。特にBtoB企業の場合では、他社に自社の製品やサービスを知っていただくために、オウンドメディアの活用は必須となりつつあります。
そこで、今回はオウンドメディアとは何か?オウンドメディアを成功させるための4つのポイントについてご紹介します。
この記事の目次
近年、注目が高まり重要となってきているオウンドメディア。特にBtoB企業の場合では、他社に自社の製品やサービスを知っていただくために、オウンドメディアの活用は必須となりつつあります。
そこで、今回はオウンドメディアとは何か?オウンドメディアを成功させるための4つのポイントについてご紹介します。
オウンドメディアの概要
オウンドメディアを成功させるためには、オウンドメディアとは何かについて知っておく必要があります。ここでは、オウンドメディアとは何か?メリット・デメリットについて解説します。
オウンドメディアとは何か?
オウンドメディア(owned media)とは、ある会社が自社で所有する媒体のことを意味します。具体的には、企業のホームページやブログなどのWeb媒体と広報誌やパンフレットなどの紙媒体があります。
似たような言葉でペイドメディア(paid media)とアーンドメディア(earned media)という言葉があります。
ペイドメディアは「払う媒体」=PPC広告などのお金を支払って掲載する媒体のことです。
アーンドメディアは「評判の媒体」=TwitterやFacebookなどのSNSで評判を狙う媒体のことです。
オウンドメディアのメリット
オウンドメディアは自社の媒体であり、うまく利用すれば下記のメリットが得られます。
- 広告(ペイドメディア)の効果を高める
- SNS(アーンドメディア)の効果を高める
- 商品やサービスを利用するリピーターを増やす
- 不特定多数の見込み客を集客できる
オウンドメディアは、自社のホームページやブログを指して使用されることが多いですが、オウンドメディアという言葉が流行る前から、企業独自のホームページやブログはありました。
ではなぜ今、オウンドメディアという言葉が流行っているのでしょうか?それは、これまで集客の主流であったPPC広告を主体とするペイドメディアの効果が薄くなってきたからです。
昔と比べ、ネットの情報量は莫大に増え、無料でも有益なコンテンツが増大しました。その結果、たとえお金を払って広告を上位に表示させたとしても、興味のない広告ではユーザーの興味を引くことができなくなってきたのです。
そこで、注目され始めたのがオウンドメディアです。オウンドメディアでは、自社の製品やサービスをわかりやすく伝え、ユーザーの興味を引くことができます。興味を引くことができれば、今まで興味のなかった広告も効果が出てきます。
また、オウンドメディアにより自社の商品やサービスのリピーターが増加すれば、TwitterやFacebookなどのSNSで話題となるかもしれません。そうなれば、今まで興味を持っていなかったユーザーも集客することができます。
さらに、効果的なコンテンツ群を構築できれば、その後は継続的に集客が見込まれます。価値の高いサイトであれば検索エンジンに好かれ、上位表示させることができるからです。この状態になれば、PPC広告にお金を払う理由がなくなりますね。
オウンドメディアのデメリット
オウンドメディアのデメリットは、効果的なコンテンツ群を作り上げるのにそれなりに費用と時間がかかることです。
オウンドメディアで集客を考えた場合、最低でも100ページ以上のコンテンツが必要となります。また、一つ一つのページにはSEO対策をしながらしっかりとコンテンツを作り込んでいく必要があります。
万が一、コンテンツ作りに失敗してしまうと、コストの割にはうまく効果が得られない可能性があります。しかし、次にご紹介するオウンドメディアを成功させるための4つのポイントさえ押させておけば、失敗することはないでしょう。
オウンドメディアを成功させる4つのポイント
それでは、オウンドメディアを成功させるための4つのポイントをご紹介します。
ユーザー目線でコンテンツを作る
ユーザー目線でコンテンツを作ることが一番大切です。これができれば、オウンドメディアは80%成功したようなものです。
具体的にコンテンツを作る前に、まずはペルソナを作りましょう。コンテンツを制作する前に、自社の製品やサービスを利用する人がどんな人なのかをあらかじめ想定しておくのです。
性別、年齢、家族構成、仕事、苦労していること、日々の楽しみ、交友関係などなど。ペルソナは細かく設定すればするほど良いです。逆に、ざっくりとしたペルソナを設定していると、誰の心にも響かないコンテンツとなる可能性があるため注意が必要です。
ペルソナの設定ができたら、それをもとにコンテンツの骨組みを作りましょう。骨組みといっても、おおまかな目次を作るイメージで良いと思います。
ポイントは想定するペルソナにとって魅力的な内容となるようにすることです。想定するペルソナだったら、こういうことが知りたいだろうなと考えながら骨組みを作ることが重要です。
しっかりとした骨組みができたら、コンテンツ制作にうつります。コンテンツ制作自体は時間と労力をかければ出来ていくはずですが、骨組みがしっかりとしていなかった場合、想定とは違うコンテンツとなる可能性があるため、定期的に確認しましょう。
最低限のSEO対策をする
コンテンツ制作の初期の段階から、最低限のSEO対策はやっておくべきです。SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで上位表示させるための対策のことです。
具体的には、上位表示させたいキーワードをページタイトルに入れ、本文中で一定回数以上キーワードを盛り込み、さらに強調表示させることでSEO対策となります。htmlタグを適切に利用することも大切です。
ただし、SEO対策のやりすぎは禁物です。不自然にキーワードを盛り込み過ぎて、わかりづらい文章となってしまっては本末転倒です。あくまでもオウンドメディア成功のカギは、ユーザー目線が第一であることは忘れないでください。
ユーザビリティを向上させる
スマホにも対応したレスポンスデザインのサイトにすることはもちろんのこと、全体の構成、デザインやSNSボタンを設置したりすることも大切です。また、動画や画像を効果的に使うことで、ユーザビリティを格段に向上させることができます。
おススメ記事やパンくずリストを載せたり、コンテンツを適切にカテゴリ分けすることもユーザビリティを向上させるためには重要です。
ここでも大切なポイントは、ユーザー目線を忘れないことです。独りよがりなデザインやコンテンツとは無関係な動画などは、ユーザビリティを下げかねません。どれだけ文章の質が高いコンテンツでも、ユーザビリティの低いオウンドメディアは成功しにくいです。
現状把握と改善
アクセス数、PV数、コンバージョンの推移を知ることで、オウンドメディアの効果を測ることができます。特に、コンバージョンは重要な指標です。
コンバージョンとは、コンテンツ制作側が期待する行動にユーザーが応じることです。要するに、オウンドメディアを通じて紹介した自社の製品やサービスを利用した人の数のことです。
アクセス数、PV数、コンバージョン率の推移を比較することで、今後どのような改善をしなければいけないのかがわかります。
例えば、アクセス数やPV数は順調に伸びているのにコンバージョンが増加しない場合、コンテンツは魅力的でユーザーの興味を引くことには成功しているが、ユーザーを商品購入へと流す出口戦略がうまくできていない可能性があります。
アクセス数やPV数が伸びない場合は、ユーザー目線でコンテンツが作られているか?最初に想定したペルソナが変化していないかなどをチェックし、コンテンツを改善する必要があります。
まとめ
今回の記事では、オウンドメディアとは何か?メリット・デメリットをご紹介しました。そして、オウンドメディアを成功させるためには下記の4つのポイントが大切であることを解説しました。
- ユーザー目線でコンテンツを作る
- 最低限のSEO対策をする
- ユーザビリティを向上させる
- 現状把握と改善
この4つのポイントを押さえながらオウンドメディアを制作していくことで、必ず集客に成功できます。