展示会ブースを来場者であふれさせる装飾3つの秘訣

「あの企業のブースにはいっぱい来場者が入ってるのに、なんでうちのブースは来場者の入りが悪いんだろう」
言うまでもなく、展示会には数多くの企業が出展しています。そのため、ありきたりなブースでは来場者の興味を引くことは難しいです。来場者のブースへの入りが悪い原因の1つは、ありきたりなブースの装飾しかしていないことにあるのではないでしょうか。

展示会においてブースの装飾というのは軽く見られがちなのですが、「神は細部に宿る」という言葉があるように重要な役割を担っています。
来場者は展示会で出品されている商品だけでなく、装飾のような細かなところに意識的にも無意識的にも敏感なものです。ブースの装飾が安っぽかったり、雑な企業に対しての信頼感は生まれません。
装飾の質が高い、しっかりしている企業に対して信頼感が生まれるのです。

これまであまり力を入れていなかった展示会のブースの装飾に対して、しっかりと戦略を持って取り組むことで競合他社と差別化を図り、ブースを来場者で満杯にしましょう。
さらには自社ブランディングにも役立てましょう。当記事ではブースの装飾を戦略的に設計する上で意識しておきたいポイントをご紹介します。

展示会ブースを来場者であふれさせる装飾3つの秘訣

「あの企業のブースにはいっぱい来場者が入ってるのに、なんでうちのブースは来場者の入りが悪いんだろう」
言うまでもなく、展示会には数多くの企業が出展しています。そのため、ありきたりなブースでは来場者の興味を引くことは難しいです。来場者のブースへの入りが悪い原因の1つは、ありきたりなブースの装飾しかしていないことにあるのではないでしょうか。

展示会においてブースの装飾というのは軽く見られがちなのですが、「神は細部に宿る」という言葉があるように重要な役割を担っています。
来場者は展示会で出品されている商品だけでなく、装飾のような細かなところに意識的にも無意識的にも敏感なものです。ブースの装飾が安っぽかったり、雑な企業に対しての信頼感は生まれません。
装飾の質が高い、しっかりしている企業に対して信頼感が生まれるのです。

これまであまり力を入れていなかった展示会のブースの装飾に対して、しっかりと戦略を持って取り組むことで競合他社と差別化を図り、ブースを来場者で満杯にしましょう。
さらには自社ブランディングにも役立てましょう。当記事ではブースの装飾を戦略的に設計する上で意識しておきたいポイントをご紹介します。

顧客視点を意識する

装飾にはポスター、パネル、風船などさまざまな種類がありますが、キャッチコピーのような文字を掲載する装飾も多いでしょう。
キャッチコピーにはなんでもかんでも情報を盛り込もうとするのではなく、ブースを通じて一番伝えたいことを一言で伝えるようにしましょう。

そしてそのキャッチコピーを考案する際には「顧客視点」を忘れないようにしましょう。これは顧客にとってのメリットが具体的に伝わるものとすべきです。「○○は貴社の集客に役立ちます」といった曖昧なキャッチコピーや、「○○は環境問題解決に貢献します」といった企業理念のような広すぎるキャッチコピーはブースに来場者を誘導するためのメッセージとして役立ちません。

顧客が商品を利用することでどのように変化するのか、たとえばですが「エネルギー効率が○○%上がる」「集客率が○○%向上」という風に、より具体的なメッセージにする必要があります。

装飾にはキャッチコピーの文字だけでなくイラストも入れてみると良いでしょう。たとえば、グラフを挿入して、その商品を導入する前後の状況がはっきりわかるようにすると良いです。これによって顧客にとっての商品利用のメリットをより訴求することができるのです。

装飾をブランディングにつなげる

単に商品を展示しているだけのブースと比べて人が集まりやすいのが、商品の実演をしているブースです。実演に興味がある人がブースに集まってくれば、他の来場者もその人だかりを見て、行列が行列を呼ぶように人が集まってくるのです。

実演に合わせて、大きなディスプレイを利用して、実際の商品の利用方法をプレゼンでわかりやすく解説してみるのも良いでしょう。そして、実際の来場者からの質問に答える形で交流を図りながら進めていくのも展示会のブースの装飾のコストはできれば安く抑えたいですよね。しかし、安く仕上げたせいで安っぽい装飾となってしまえば、それがそのままブランドイメージに直結してしまいかねません。

少し余談になりますが、家電量販店の携帯販売コーナーのiPhoneの展示のされ方って他社に際立って洗練されてると思いませんか。
それもそのはずで、あの展示にはそれだけの手間暇がかかっているのです。アップルは携帯電話コーナーでアイフォンがどのように展示されているのか、たとえばアイフォンのスクリーンが指紋が付いた状態でないかなど、抜き打ちチェックするスタッフを定期的に派遣しているそうです。そこまで展示にこだわる理由は、その展示のされ方がそのままアップルのブランドイメージを形成することにつながることをアップルは熟知しているからです。

ブースに置く装飾も同じで、その一つ一つの装飾が自社のブランドイメージを形成することにつながります。そのため予算内で可能な限り質の高い装飾を設計するようにしましょう。また、品質だけでなく装飾に統一感を出すようにしましょう。

これら装飾にこだわることで信頼できる、しっかりした企業だという印象を来場者に与えることができればしめたものです。
BtoBにおいては、購入を決定するのは信頼できるか企業であるかどうか、というのもかなり大きな要素です。信頼できる企業である印象を与えるためにもブースの装飾にはしっかり力を入れましょう。
通路側から見て「ブースで何かやってるのかな?」と思わせることを狙いとしましょう。

来場者の行動を予測する

展示会のブースの装飾として、どういったものを用意するか考えるにあたり、まずはその装飾を見る来場者がどのような思考・行動をとるのか先に整理しておきましょう。それによってブースの装飾の形式も異なってくるからです。来場者の行動に合わせた装飾を設計しましょう。

【予測される来場者の行動】
遠くからブースを認識

通路側からブースを眺める

ブースの入り口でブース内を眺めて、入るかどうか最終決定

ブース内で接客を受けるor展示商品を体験

アンケートに回答

ブースから出る

来場者の行動に合わせて装飾を設計

遠くからブースを認識、通路側からブースを眺める→遠目でも目立つ装飾

来場者が遠くからブースを見た際に来場者の興味をグッと引く装飾にしましょう。もし、看板を利用するのであれば遠目から見ても分かるように大きめの文字やイラストを掲載しましょう。

また、ブースの外装も利用しましょう。ブースの壁そのものにブースで伝えたいメッセージや商品紹介を載せてしまうのも一つの方法です。
これらは取り扱う商品、目指すブランディングの方向性によっても変わってきます。まずは、来場者が遠くから自社ブースを見た時に、どのような印象を持ってもらいたいのか決定しましょう。

ブースの入り口でブース内を眺めて、入るかどうか最終決定→ブースでどんな体験ができるのか伝える装飾

最初から自社ブースをめがけて入ってくる来場者はそんなに多くはないはずです。一般的な来場者はブースの入口でブース内の雰囲気を確認したり、ブースでどんなことが体験できるのか、知ることができるのかを確認してから、ブースに入るかどうか決定するはずです。

そこで、ブースではどんな体験ができるのか、ブースの入り口からパッと一目でわかる垂れ幕のような装飾をブース内にかけておくのも良いです。また、商品をブースの入り口付近に展示しておくことも装飾のうちです。

ブース内では接客を受けるOR展示商品を体験→商品を知ることのできる装飾

接客を受ける人、展示商品を体験できる来場者の数は自ずと限られるはずです。それ以外のブース内の来場者が楽しんで見ることのできる商品説明の装飾なども充実させましょう。商品の利用イメージや顧客体験談をディスプレイで流すというのも良いでしょう。

アンケートに回答→アンケート回答を誘発する装飾

アンケートはブースに来てくれた来場者が今後、自社商品を購入してくれるかどうかの見込み度を判断する材料となります。その見込み度をもとに展示会後に来場者に対して営業をかけたり、メルマガを配信したりといったフォローをしていくので、アンケートはかなり大切です。

そこでアンケートの回答をうながすようなノベルティーをプレゼントすることを明記したポスターなどの装飾をブース内に置いておくことでアンケートへの回答を促します。

まとめ

冒頭で述べたことの繰り返しになりますが、展示会ブースの装飾は軽視されがちです。しかし、装飾というのもマーケティングの大切な一部分なのです。
キャッチコピーの考案に始まり戦略的に装飾を設計すれば、来場者は自社ブースにたくさん入ってくれます。また、装飾にこだわって、統一感を出せば自社が信頼できる企業だとアピールできる絶好の場となります。
展示会ブースを大盛況にして、のちのちのマーケティング活動につなげるためにも、今回ご紹介したように戦略的に装飾を設計しましょう。

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